◇形になっていく姿にやりがい◇
「現場で一日一日と形になっていく姿を見るのが楽しく、やりがいを感じる」と語るのは、駒井ハルテックの梅木真理さん。中国地方整備局発注の玉島笠岡道路六条院東高架橋鋼上部工事その2工事で、同社初の女性現場代理人を務めた。「職人さんと一緒に仕事を進めていくことに、これまでとは違った充実感を味わった」と、ものづくりの魅力を話す。
幼い頃からものづくりに憧れていた。その思いは入社後も変わることはなく、現場に出たいと自ら申し出た。「女性を現場代理人とすることは勇気が要ったと思う」。自分の思いをかなえてくれた会社に感謝を示しながら、「更衣室やトイレなども整備され、働きやすい環境だった」と振り返る。
女性入職促進への動きが高まる中、「働きやすい環境づくりが進み、活躍できる場が増えることはうれしい。私自身もこれを機にステップアップしていきたい」。こうした経験を踏まえ、「自分でしっかりと現場を引っ張っていけるようになりたい。また次も現場に出たい。経験を積み、将来的にはビッグプロジェクトにも携わりたい」と目を輝かせる。
趣味はテニス、ゴルフ。周りから酒豪といわれると「飲みに行くのが好き」と笑顔で答えた。
(うめき・まり)鹿児島大学大学院工学部海洋土木工学科修了、ハルテック(現駒井ハルテック)に入社。大阪本店橋梁工事部計画二課に所属。1985年1月3日生まれ。堺市出身。
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