◇咲き乱れる桜とともに歴史振り返る◇
改修のため17年春まで休業している東京プリンスホテル(東京都港区、望月潔総支配人)がホテル壁面にプロジェクションマッピングで映像を映し出すイベント「REBORN2017~また来年桜の咲くころに~」を開いた。高さ17メートル、幅78メートルの壁面を巨大なスクリーンに見立て、大小さまざまな桜が咲き乱れる華やかな様子や、創業当時から現在に至るまでの歴史を振り返る映像をバンドによる生演奏とともに上映した。
東京プリンスホテルは1964年、東京五輪に合わせて開業。築51年が経過し施設の老朽化が進んでいたため、2019年のラグビーワールドカップや20年東京五輪の開催を追い風とした顧客の増加をにらみ、集客力と顧客満足度の向上に向けて施設を改修することにした。設計、施工者は未定。17年4月にリニューアルオープンする。
今回のイベントは、リニューアル前の節目として、顧客や地域住民への51年間の感謝の気持ちを伝えるために企画。同ホテルを含む芝公園エリアが都内屈指の桜の名所として知られることから、咲き誇る桜をテーマに映像の前半部を構成。後半部は、ホテルがこれまで歩んできた歴史を、建設当初の外観写真のほか、演奏会や結婚式などホテルを舞台に繰り広げられたイベントのCGによる再現などで表現した。映像の演出ディレクション監修はフォーハーツ(東京都千代田区、大高啓二代表)が手掛けた。
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