2016年4月1日金曜日

【ブラジリアに匹敵する計画とか】槇総合計画事務所、インド・新州都マスプラコンペで最優秀

新州都のイメージパース
 建築家の槇文彦氏が率いる槇総合計画事務所が、インド南東部アンドラプラデシュ(AP)州の新州都アマラバティのマスタープラン設計者を選ぶ国際招待コンペで優勝した。3月25日に同州のナイドゥ首相が発表した。

 南北3・4キロ、東西1キロの広大な行政地区に、州政府の庁舎や関連施設を建設する計画。コンペにはほかに、英ロジャース・スターク・ハーバー・アンド・パートナーズ、地元の設計事務所ヴァストゥシルパコンサルタンツが参加した。

 AP州は人口5300万人。14年に分割が決まり、これまでの州都ハイデラバードがテランガーナ新州に移るため、アマラバティを新州都として建設することになった。

 最優秀案は、南北に伸びる長方形の行政地区の東西の端に、州議会議事堂や裁判所など行政施設を置き、中央に「アマラバティプラザ」と呼ぶ広場を配置した。

 槇総合計画事務所によると、20世紀にオスカー・ニーマイヤーが手掛けたブラジルの新首都ブラジリアや、ル・コルビュジエのインド・パンジャブ州都チャンディガールのマスタープランに匹敵する計画だという。

 日本政府とAP州は15年に、新州都建設に関連したインフラ整備などで協力することで合意している。

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