2016年6月22日水曜日

【進む、東名のピンポイント渋滞対策】東京五輪までに大和トンネル付加車線設置

大和トンネル付近の付加車線設置イメージ
 東名高速道路の神奈川県内の渋滞発生ポイントである大和トンネル付近の付加車線設置事業を2020年東京五輪までに完了させる。現在、事業主体の中日本高速道路会社が関係機関との協議や関連工事の発注手続きを進めている。高速道路のストック効果の最大化に向けた取り組みの一環で、海老名ジャンクション(JCT)のランプ部の2車線運用も拡充し、渋滞解消を推進する。

 東名高速上下線の大和トンネル付近は
上り坂やサグ部などによって渋滞が頻発する区間。トンネルを拡幅して付加車線(上り線約4キロ、下り線約5キロ)を設置し、現在の片側3車線を4車線に増やすことで渋滞緩和を図る。

 中日本高速会社は用地取得などの準備が整った区間から順次工事に着手する予定。五輪までに付加車線の運用を開始した後、交通状況などに応じて追加の渋滞対策を検討する方針だ。

 海老名JCTでは、昨年10月に東名高速から東北自動車道までが首都圏中央連絡自動車道(圏央道)でつながったことにより、交通量が大幅に増加。10日間で8回程度の渋滞が発生していたが、東名高速から圏央道八王子方面に向かうランプ分流部(1車線)での2車線運用を同月末から実施した結果、渋滞が解消した。

 今回は圏央道八王子方面から東名高速に向かうランプ分流部(1車線)を対象に、7月中旬をめどに既存の道路幅員の中で2車線運用を実施する。

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