ベトナムで事業を展開する日本の不動産関連企業の動きが活発になっている。既に実績を持つデベロッパーのほか、新規参入組にもチャンスが広がっているようだ。
日本国内で住宅開発を手掛けるサンヨーホームズは、不動産開発大手ホアビングループと提携し、ホーチミン市で高層住宅を計画している。同社の田中康典会長は「ホーチミン市の住宅市場は非常に有望だ。今回の提携を足掛かりに戦略的に展開していきたい」と話している。
ここ数年は需要の冷え込みが指摘されながらも、新たな開発に乗りだす企業もある。
アジアで不動産開発を行うクリードグループは、NBB社の転換社債2727万ドルを取得し、いずれもホーチミン市で「シティーゲートタワー」や「NBBガーデン」など住宅プロジェクトを実施している。西日本鉄道と阪急不動産は、ナムロングループとホーチミン市9区に1.3兆ドンを投資して高層マンションを建設することで合意したところだ。
(セイ・ズン 6月10日)
0 comments :
コメントを投稿