2016年6月16日木曜日

【あっつい夏 (´エ`;) を乗り切れ!!】IoT活用の熱中症対策サービス開始

真夏の建設現場で熱中症対策は欠かせない
(写真と本文は関係ありません)
 システム開発のコモドソリューションズ(東京都渋谷区、上杉秀樹社長)は、建設現場の熱中症対策として、熱中症の危険度をIoT(モノのインターネット)で遠隔監視するサービスを開始した。日本気象協会監修による熱中症計(センサー端末)を作業員に配布し、職場の温度・湿度データを収集。それを基に各作業員の熱中症危険度を指数で表す。安全管理者が各現場の状態を一括監視できるのが特徴で、作業員の健康と現場の安全向上に役立ててもらう。

 サービスは「熱中症対策サポーター」の名称で展開する。熱中症計、熱中症計と近距離無線通信技術Bluetoothを接続するスマートフォン、スマホアプリ、クラウド上のセンターシステム、監視のためのパソコンで構成する。

 熱中症危険度が一目で分かるよう、各場所の温度や湿度から判断した熱中症危険度を色分けして表示。危険度の高い場所にいる作業員に休憩を促すメッセージを送信することもできる。

 現場にセンサーを持つ作業員をエリアや職種ごとに複数配置することで、さまざまな場所での把握が可能。現場事務所だけでなく、本社や支社からの一括監視もできる。ゼネコンでは、清水建設のビル建設現場で導入された事例がある。価格は9万8000円から。

 厚生労働省の調査によると、職場の熱中症の死亡者数は毎年20人前後で推移しており、建設業の占める割合が大きい。そこで、同社はソフトウエアの受託開発事業で培ったノウハウを生かし、建設業向けの新サービスを開始することにした。

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