2016年6月14日火曜日

【銀座の名所が生まれ変わる】東京・銀座のソニービル建替、東京五輪までは広場に

ソニーパークの完成イメージ
 ソニーが東京・銀座に所有する「ソニービル」を建て替える。17年3月末に現ビル全館で営業を終了して解体工事に着手。跡地には「銀座ソニーパーク」という名称の広場を整備し、銀座の街を訪れる観光客らに2020年東京五輪のころまで開放する。新設するビルは同年秋以降に着工し、22年秋の営業開始を目指す。

 ソニービルの所在地は中央区銀座5の3の1(敷地面積707平方メートル)。銀座の中でも人通りが多い数寄屋橋交差点に面している。
建て替えプロジェクトのスケジュール
 新設するビルの建物規模などは決まっていないが、現ビルと同様にショールームやイベントスペースが入る予定。新たなビルの開業に向けて、地域などとの議論を通じ、「新しい事業に挑戦し続けるソニーの姿を発信できる場を形づくる」という。建て替え期間中、ショールームは、サッポロ不動産開発らが銀座に建設している複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」に移転する。

 現ビルの跡地に整備する「銀座ソニーパーク」は、18年夏に整備を完了し、さまざまなイベントを開催する広場として利用する。地下フロアはソニーグループのショールームや飲食・物販店舗スペースとしてリニューアルする。

 現ソニービルは、1966年に竣工。建物規模は地下5階地上8階塔屋3階建て延べ8812平方メートル。建築家の芦原義信氏の作品で、ニューヨークのグッゲンハイム美術館を参考に、当時世界初の「花びら構造」というユニークな建築様式を採用した。施工は大成建設が担当した。

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