ザハ・ハディド・アーキテクツの提案 |
最終候補に選ばれたのはザハ・ハディド、グリムショー、HOK、ベノイの4者。HOKは本拠地米国で多数の実績を持つほか、仙台空港や中部国際空港のターミナルの設計にも参加した。ベノイは現在建設中のシンガポール・チャンギ空港第4ターミナル、ザハ・ハディド事務所は北京の新空港を設計している。グリムショーはトルコ・イスタンブール新空港のコンセプト設計などを担当した。
HOKの提案 |
騒音や土地収用をめぐり計画に反対する声があるほか、ロンドン郊外のガトウィック空港も滑走路の増設を主張しており、政府がどちらを選択するか判断が待たれている。
経緯を調査した議会の交通委員会は5月、ヒースロー計画を支持する内容の報告書を発表した。エルマン委員長は「2036年までに世界で新たに50本の滑走路が建設され、対応旅客数が10億人増えると言われている。中東や東アジア、北米がハブ空港としてのヒースローの地位を脅かしている」と指摘。計画の遅れは英国経済に大きな損失を与えると警鐘を鳴らし、政府に早期の決断を促した。
0 comments :
コメントを投稿