国際協力機構(JICA)はソフトバンクグループのSBエナジーらがモンゴルで計画している風力発電所建設プロジェクトを支援する。
欧州復興開発銀行とともに同プロジェクトに対する融資契約を9月28日付で締結。融資額は非公表。JICAが行う自然エネルギー分野への海外投融資によるドル建てプロジェクトファイナンスの初弾案件となる。17年12月の運転開始を目指している。
事業主体の「Clean Energy Asia LLC」はSBエナジーと現地企業による合弁会社。モンゴルのウムヌゴビ県ツォグトツェツィーに出力50メガワット規模の風力発電所(2000キロワット×25基)を建設する。
同プロジェクト実施に当たり、SBエネジーの孫正義社長は「ソフトバンクグループによるモンゴル国内での自然エネルギー普及の第一歩。今回のプロジェクトで発電された電気は現地の送電網に接続され、電力の安定供給に貢献できる」と話している。
モンゴル政府が策定したエネルギーセクターの長中期目標・計画(15~30年)によると、総発電容量に占める自然エネルギーの割合を現在の約6%から20年に20%、30年に30%まで段階的に引き上げる。ゴビ地域の豊富な太陽光や風力資源を活用しながら発電事業の拡大に取り組む方針だ。
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