東北地方整備局が青森県西目屋村で建設を進めてきた「津軽ダム」が完成、16日に現地で完成を祝う式典が開かれた。
08年に工事に着手し、10年5月から堤体コンクリートの打設を開始。今年2月に試験湛水を開始してダムの信頼を確認し、着工から8年余りで完成にこぎ着けた。ダムの本体工事は安藤ハザマ・西松建設JVが担当。同局津軽ダム工事事務所が現場を指揮した。
試験湛水の開始後、4月18日に洪水時の最高水位となる海抜標高216・3メートルに達した。その後、ダム湖の貯水位をゆっくりと低下させながら、ダムに異常がなく信頼性が保たれていることを確認した。
津軽ダムの完成により今後、豪雨などによる岩木川の洪水被害が軽減される。夏季に渇水が起きてもかんがい用水を補給できるようになり、周辺地域で水不足などが生じるリスクが低下する。
式典には400人以上が参加し、旧目屋ダムに代わって治水や利水機能を果たす新たなダムの完成を祝った。
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