◇「諦めたくない」と再び現場へ◇
前職の建設会社で新築工事の現場などを約6年間経験した後、長谷工リフォームに入社した。
入社2年目ながら、その経験や実績を買われ、現場責任者である作業所長を任されるほど会社からの信頼は厚い。リフォームは新築と異なり、居住者がいる状態で工事を進めることも少なくない。それだけに神経をすり減らすことも多いが、「ものづくりは楽しい」とやりがいを話す。
作業所長として気を付けているのが「判断のスピード」。例えば、降水確率が高い日に外部足場の組み立てや解体を行う場合には危険度が増すため「迅速な判断が必要になる」。工事中は居住者への最大限の配慮が必要で「現場の常識を世間の常識と思い込まず、住民の方々に迷惑を掛けないよう心掛けている」という。
建設業の仕事に興味を持ったのは小学生のころ。家族が持ち家を買ったことで帰れる場所ができたことをきっかけに「家の重要性に気付いた」。それからは、大学を卒業するまで脇目もふらず建設業への就職を目指した。
前職では仕事のつらさを理由に一度は現場を離れたが、「諦めたくない」という思いで再び現場で働く決意をした。今の目標は「ずっと仕事をやり続けること」。
疲れた時は趣味のウクレレで心を癒す。目標は「人を集めて演奏すること」。仕事もプライベートも充実している。
(工事2部工事1課作業所所長、まつはし・あゆみ)
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