世界的な建築イラストレーション・コンペティションである第31回「Architecture in Perspective(AIP)」(主催・ASAI)で、清水建設設計本部プレゼンテーションセンターの里悦子氏が最優秀賞、渡邉美土里氏が審査員賞をそれぞれ受賞した。
前回、日本人として初めて最優秀賞を受賞した渡邉氏に次いで、2年連続で日本人が最優秀賞を受賞したことになる。表彰式は1日に米ボストンで行われ、里氏が出席。多くの人に功績をたたえられた。
受賞した里氏の作品「Tokyo Alley」=写真=は、銀座の路地裏をモチーフにしたイラストレーション。林立するビルの隙間から、小さな空の形やアングルを模索しながら、にぎやかな街の「意外な一面」を表現した。
ASAIは、建築イラストレーション・クリエーターの情報共有と育成、建築パースの技術向上などを広く一般に伝えることを理念に掲げる組織。AIPは、建築に関するイラストレーションについて種類を問わず幅広く審査の対象にしたコンペ。世界中の建築家やゼネコン、設計事務所に所属するクリエーターから毎年500点近くの応募があるという。
審査では、応募作品の中から最優秀賞1点、審査員賞3点、入賞60点などを選ぶ。同社は2002年から継続的に参加。10年からは毎年入賞を果たしている。
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