仙台市内のシールド工事で活躍中の児玉さん㊨と萩原さん |
工事主任を務める児玉ひと美さんは、ダム現場や宅地造成など技術者として既に10年を超える経歴の持ち主。「女性だからという意識は昔から感じていません」ときっぱり。施工品質の確保を追求する仕事の前では男も女も関係ない。
とはいえ、「職場環境は以前に比べれば、ずっと良くなりました。私たちの取り組みが後輩たちにつながって、女性が活躍できる職場が広がることを望んでいます」と笑顔を見せる。
工事係の萩原奈々さんは入社1年目。児玉さんから現場に臨む心構えを学びながら、土木の仕事と全力で向き合っている。「土木の仕事を目指して入った会社ですから、緊張感と楽しさが一緒になっています。まだ自分のことで精いっぱいですが」と快活に語る。
「下水道幹線は地下工事ですが、地上を往来する人の安全を守りながら掘進を管理します」と目を輝かせる2人は、後に続くけんせつ小町の先導役も担う。
(こだま・ひとみ、はぎわら・なな)
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