2017年2月27日月曜日

【復興担う次世代に焦点】宮城建協、東日本大震災記録誌第5弾発刊

宮城県建設業協会(千葉嘉春会長)が東日本大震災記録誌の第5弾を発刊した。

 発生から6年が経過するのに合わせた今回は「復興を担う次世代のために」と題し、被災地の復興の現状と次世代の人材確保・育成に向けたさまざまな取り組みを、インタビューなどを交えて紹介している。

 2000部を県内の学校や自治体などに配布。ホームページにも近く掲載する。

 宮城建協は、震災前よりもふるさとを発展させるために、地域とどう関わっていくかを模索している。今回の記録誌では、「未来(あした)へ」を切り口に、夏休みの宿題や自由研究に取り組む小学生に役立つイベントや建設現場見学会、中学生を対象にした職場体験学習や測量実習、大相撲仙台場所(16年8月)への協賛、津波で防災林が失われた海岸での植樹式などの活動記録を収録した。

 千葉会長は巻頭で、「今後も地域の安全・安心で快適な暮らしを支える『町医者』として住民のニーズに応えていく」と決意を表明している。

 記録誌は12年12月に第1弾を発刊。復興の現状と建設業の活動を伝えようと毎年作っている。

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