2017年2月14日火曜日

【記者手帖】東京の魅力再発見

先週のある日、勤務時間後の夜に、市民ランナーの憧れともいわれる「皇居ラン」へのデビューを果たした。運動不足による体重増を気にしていたところへ上司から誘いを受けた◆東京の中心にある皇居外苑や桜田門、千鳥ケ淵公園、半蔵門といった名所を眺めながら皇居外周を走る1周約5キロのコース。走り終えての第一の感想は「東京の魅力再発見」だった。大丸夕(大手町・丸の内・有楽町)のオフィス街と霞が関の中央官庁のビル群の照明が織りなす夜景の美しさはまさに壮観。緑あふれる皇居とのコントラストも印象的だ◆皇居の周辺には、ランナーをサポートするロッカーやシャワーを備えた施設が至る所にあることも初めて知った。事前に聞いてはいたが、ランナーが老若男女、実に幅広いことも分かった。国土交通省の取材を担当して3年余。通勤にはいつも国交省の庁舎と直結した地下鉄駅を利用していることもあり、身近な所にあった東京の優れた風景をうかつにも見逃していた◆外国人もうならせる東京の魅力はほかにもあるだろう。3年後の五輪に向けてこれから魅力の発掘をしてみたい。(か)

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