関東地方整備局と東日本高速道路会社が茨城県で建設している首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の現場を公開した。境古河インターチェンジ(IC、境町)~つくば中央IC(つくば市)間が26日に開通する予定で、これにより茨城県内の全区間がつながる。
東京都心部を通らずに東名高速から成田空港まで高速道路で移動できるようになり、物流の効率化や地域経済の活性化などに寄与すると期待されている。
今回の開通区間は、茨城県境町西泉田~つくば市新井間で、延長は28.5km。構造は土工部が19.0km、高架部が9.5kmとなっている。追い越し区間などを除き暫定2車線での開通となる。ICは坂東と常総の2カ所設けられる。
同区間は1994年に事業化され、2006年に工事に着手した。本線工事はほぼ完了しており、現在は、調整池など周辺設備の工事が行われている。関東整備局常総国道事務所の栗原和彦副所長は「ようやくここまで来た。早く皆さんに使っていただきたい」と話した。
同区間では、国内で初めて高速道路のナンバリング標識も設置される。訪日外国人を含めて、より分かりやすい案内とするために、路線名と併せて路線番号を表示する取り組み。全国の高規格道路に導入する方針で、東京五輪が開かれる20年ごろまでにおおむねの対応を終える予定だ。
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