現在の町田市立陸上競技場 (提供:町田市) |
現時点の計画で5000席はバックスタンドを2層構造にして確保する。メインスタンドやサイドスタンドは現状を維持する。同競技場の観戦席はメインスタンドが2632席、バックスタンドやサイドスタンドが合計7990席。FC町田ゼルビアのホームページで収容人数は1万0328人と紹介している。
将来的なチームのJ1昇格を見据え、1万5000席以上に設定されている施設基準がクリアできる環境を用意し、クラブを後押しする。
市は8日、17~20年度を期間とする5カ年計画を公表。重点項目の一つに「野津田公園スポーツの森再整備」を位置付けた。総合スポーツパークにするため、テニスコートや多目的グラウンドの拡張整備などを5年間で実施。陸上競技場のスタンド増設、大型映像装置の整備(17年度完了予定)も計画に盛り込まれている。
Jリーグが運用するクラブライセンス制度ではJ1、J2の参戦に当たって施設基準が設けられている。入場可能人数はJ1で1万50000人以上、J2で1万人以上とされている。「観客1000人当たり5台以上の洋式トイレを設置」「観客席の3分の1以上あるいは全部を屋根で覆う」などの基準もある。
市は、プロスポーツクラブの活躍がもたらす地域経済への波及効果にも期待。来年度からスタジアム改良のための準備に入り、19年度の着工を目指す考えだ。
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