2017年2月24日金曜日

【施工は清水建設JV】ジャカルタ高速鉄道(インドネシア)、初のシールドトンネル貫通

 インドネシアの首都ジャカルタで建設が進む同国初の地下鉄区間を含む都市高速鉄道鉄道システム(MRT)事業南北線1期工事で、同国初のシールドトンネルが貫通を迎えた。

 23日にはジョコ大統領が清水建設・大林組・WIKA・JAYAJVが施工するCP104-105工区を視察した。

 ジャカルタMRT南北線は、円借款により事業化。現在は市内南北を走る総延長23.8kmうち地下部5.9kmを含む1期工事(延長15.7km)を6工区に分けて施工している。

清水建設JVが担当する工区(延長3.9km)は四つの地下駅舎と4駅を結ぶ延長2.6kmのシールドトンネル2本、460mの開削トンネルで構成する。

 シールド機は、1号機が15年10月、2号機が同11月に発進。最終到達地点のステアブディ駅南端に1号機が今年1月26日、2号機が今月13日に到達。同21日にシールドマシン全体がトンネルを抜け、貫通となった。

 現場を視察したジョコ大統領は「シールドトンネルが貫通し、非常に感激している。今後は19年3月の営業開始に向け、工期通りに終わることを期待している」と述べた。

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