2016年10月12日水曜日

【収容人数は2・5万人】栃木県、新スタジアム新築WTO入札公告

 栃木県は11日、「総合スポーツゾーン新スタジアム新築工事」の一般競争入札(WTO対象)を公告した。技術提案型の総合評価方式を適用。参加申請書を11月4日まで受け付ける。

 開札は12月14日。建物の規模はRC一部S・SRC造4階建て延べ4万2168平方メートル。屋根には鉄骨架構の膜屋根を採用する。

 施設内には、400メートル・9レーンの陸上トラックと、Jリーグの施設基準に準拠した天然芝のピッチを整備する。観客席は約2万5000席を確保する。

 参加申請は6者構成のJVから受け付ける。代表者は建築一式工事の総合評定値が1400点以上、構成員は同770点以上が必要。代表者は、建築一式工事の元請として1996年度以降に延べ2万平方メートル以上のSRCかRC造のスポーツ施設を施工した実績が求められる。

 工事場所は宇都宮市西川田2。工期は19年9月30日まで。電気設備と機械設備工事は別途入札を行う。設計業務は久米設計・AIS総合設計・本澤建築設計事務所JVが担当している。

 県は、同市西川田地区にある栃木県総合運動公園や元競馬場、元運転免許試験場などにスポーツ施設を集約する事業を進めている。新スタジアムは、このうち北エリアに整備される。このほか、「総合スポーツゾーン東エリア整備運営事業」として、BTO(建設・移管・運営)方式のPFIで新体育館や屋内運動場を整備する。現在、事業者の選定作業を進めており、12月上旬にも落札者を決定する見通しだ。

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