2017年2月22日水曜日

【大工事、始まる】外環道都内区間、シールド機発進


 ◇早期完成へ大きな節目、施工は鹿島JVと大林組JV◇

 国土交通省関東地方整備局と東日本高速道路会社、中日本高速道路会社は19日、東京外かく環状道路(外環道)の都内区間の本線トンネルを構築するシールドマシンの発進式を、東京都世田谷区の東名ジャンクション(JCT、仮称)の予定地で開いた。

 都内区間のうち、東名JCTから北に向かう延長約9キロの2本のトンネルが対象。外径約16メートルという国内最大のシールドマシンで深さ40メートルを超す大深度地下を掘進する。

 南行工事は東日本高速会社が発注しており、鹿島・前田建設・三井住友建設・鉄建建設・西武建設JVが施工する。工期は19年6月12日まで。一方の北行工事は中日本高速会社の発注で、大林組・西松建設・戸田建設・佐藤工業・錢高組JVが施工を手掛ける。工期は19年6月6日まで。
発進ボタンのセレモニーに臨む石井国交相、小池知事ら
式典では、石井啓一国交相が「1日も早い開通に向け、安全を最優先に工事を進める」とあいさつ。来賓として出席した東京都の小池百合子知事は「国、関係機関と連携し、外環道の早期整備へ力を尽くす」と述べた。

 続いて、石井国交相や小池知事、日本高速道路保有・債務返済機構の勢山廣直理事長、東日本高速会社の廣瀬博社長、中日本高速会社の宮池克人社長、鹿島の押味至一社長、大林組の大林剛郎代表取締役会長らがシールドマシンの発進ボタンを押した。
工事では各社のけんせつ小町も現場で活躍する
立坑で掘進開始を待つシールド機
発進式当日の現場の様子
外径約16mのシールド機で大深度地下にトンネルを造り上げる

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