品川駅新設工事の施工位置図 |
同社は品川ターミナル駅の工事発注に当たり、工事規模や施工難易度の高さ、長期にわたる工事期間中に想定されるリスクなどを総合的に勘案し、工期・工区を分けて契約することにした。
柘植康英社長は22日の記者会見で「北工区と同様に東海道新幹線の直下で、工事の段取りが複雑で工期も長期にわたることから、契約に向けた協議に相当な時間を要した」と説明。2027年の開業に向けて「余裕のない厳しい工程の中で、引き続き工事の安全と地域に十分配慮しながら計画を着実に進める」と意気込みを述べた。
工事の施工フロー |
新駅整備では、開削工法で新幹線駅を支える形で地下に構築するため、段階的に工事を進める。新駅両側に山留め壁を構築した後、東海道新幹線を通常運行させながら躯体部分の受け替え工事を行う。並行して重機で土砂を掘削・搬出しながら新駅の地下構造物を上から下に順次構築していく。構造物の完成後、掘り起こした部分の地盤を埋め戻す。
品川ターミナル駅工事で残る構造物受け替え工事、掘削・区体構築・設備工事については両工区とも今後、別途発注する。発注方法(一括・分割)は未定。
名古屋ターミナル駅については準備工事と併せ、本体工事の発注手続き(指名見積もり方式)を進めており、本年度中の施工者決定を目指している。
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