宮城県などで大工の育成に取り組むNPO法人「匠(たくみ)の右腕」(代表理事・高橋渉栗駒建業社長)らによるイベント「ママと大工の秋祭り」が、14日に仙台市泉区のクリナップ東北支店前で開かれた。
母と子で大工職人の指導を得ながらのこぎりで木を切ったり、かんな削りを体験したりしてもらうことで、大工仕事や職人を身近に感じてもらおうと企画した。初めての試みだったが、約170組の親子連れが訪れる盛況ぶりで、イメージアップにもつながったようだ。
子育て世代の母親を支援するNPO「チルドリン」らを含めた実行委員会が主催した。
近年は、女性の間でも日曜大工で家具などを作る「DIY」がブームになっており、母親も喜んで手を動かしていた。母子を対象としたイベントは、ネイルアートやアクセサリー作りなど女児向けになっているケースも多く、今回は木製のミニカーづくりも行うなど「男の子が楽しめるイベントになっていて良かったという感想も聞かれた」(高橋氏)という。
次回は、11月24日に宮城県富谷町の成田公民館で同様のイベントを開く。1000人規模の参加を見込んでいるという。高橋氏は「職人の仕事はなかなか知られていない。大工のイメージアップになるよう活動を続けたい」と話している。
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