2015年10月28日水曜日

【提携紙ピックアップ】建設経済新聞(韓国)=外国客船向けふ頭強化

 韓国政府は今年の外国客船の観光誘致目標を120万人と設定し、2020年までに全国9港湾に専用ふ頭13隻分を確保するなどして大型クルーズ客船の誘致を積極的に進めている。しかし、既存ふ頭をクルーズ船向けに活用する際の接岸能力の算定をめぐり安全性の問題が提起されている。クルーズ船は容積トン基準であるのに対し、国内のふ頭は重量トン基準で設計されているためだ。  実際には接岸可能なクルーズ船の規模を臨時に設定して運営しているが、クルーズ船の搭乗人員があまりにも多いため、接岸過程で問題が発生すると大事故につながりかねないと懸念されている。  海洋水産部関係者は「クルーズ船はますます大型化する状況にあり、安全な接岸施設を確保することが外国クルーズ船の寄港を拡大する先決条件だ」とした。  海洋水産部は今後、全国のふ頭の実際の接岸能力をクルーズ船基準で公式算定し、これを基に係留施設などを補強・改善してふ頭の能力を向上させる計画だ。(10月13日)

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