鉄建は14日、千葉県立千葉盲学校の「鉄道体験会」に協力し、生徒13人を千葉県成田市の建設技術総合センターに受け入れた。生徒たちは実際に触れて学ぶことが難しいホームやレールの位置関係を体感=写真。非常停止ボタンや転落検知マット、踏切設備などに触れることを通じて、鉄道インフラの構造や仕組みについて学んだ。
同社は11年度から同校の取り組みに協力。視覚障害者の安全に少しでも寄与することを目的に、同センターの設備や講師を提供している。3回目の今回は、中学部の生徒13人と先生14人が参加した。
生徒たちは「線路からホームには自力でよじ登れると思っていたが、無理な高さだと実感できた」「物を落とした時や、何かあった時は助けを求めることが大切だと思った」などと感想を話した。
同行した瀧本和男先生は「視覚に障害のある子どもたちにとって、すべてが本物である鉄道施設に直接触れることは、物の大きさや位置関係を体で感じ取る点で貴重な経験となった。10年、20年先に子どもたちが社会に出た時、安心して鉄道施設を利用することにつながればよいと考えている」と述べた。
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