国立土木工学大学(NUCE)の越日土木技術者協力推進センターは21日、ハノイ市の同大学で鋼構造物に関するワークショップを開いた。JFEスチールとの共催で、ベトナム建設科学技術院(IBST)が協力。両国から多数の政府関係者や研究者、建設関連企業が参加した。 ファム・クアン・ズンNUCE副学長は冒頭のあいさつで、「ベトナムは工業化・近代化に向けて重要な歩みを進めている。持続的な経済成長と社会発展を確実なものとするためには、最新のインフラを戦略的に整備する必要がある」と述べた。那須七信JFEスチール常務執行役員建材センター長は「これまでの経験や技術を生かし、ベトナムの建設・インフラセクターへ貢献したい」とあいさつした=写真。 JFEスチールは、ラックフェン港やホーチミンメトロなどベトナムでも多くのインフラ事業に関わっている。同社はこのほど、台湾企業がハティン省で実施する製鉄所プロジェクトに参画した。将来は、建設業界も鋼材分野で恩恵を受けることが期待されている。 NUCEはこれまで、同社と共同研究などを進めてきた。ワークショップは、両者の協力事業の一環として行われた。(10月22日)
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