2015年10月21日水曜日

【どんなデザインになるのかなー?】服飾系大学生が現場訪問、作業服デザインに生の声


 中部地方整備局が「旬な現場」に選んだ土木と建築の現場に16日、金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科でアパレルファッションコースを専攻する3年生7人が見学に訪れた。建設会社の依頼で“かっこいい”作業服をデザインするため、色や必要な機能など現場で働く作業員の生の声を聞いた。

 愛知県飛島村の名古屋環状2号線(国道302号)西南部・南部II区の建設現場に続いて訪れたのは、名古屋市中区の名古屋合同庁舎第2号館の改修工事現場。電気や天井ボードなど室内で作業を行っている作業員に、学生たちは「上着はズボンの中に入れた方がいいか、外に出す方がいいか」「洗濯の頻度は」「ポケットには何を入れているか」「ポケットの位置や数の要望は」など、さまざまな質問を投げかけていた。また、さまざまな工具が入った安全ベルトを実際に装着し、重さなどを実感していた=写真。

 作業服のデザインを依頼したのは、下水道施設管理や建設工事などを手がける東海維持管理興業(愛知県半田市)。同社は既に新しいデザインの作業服を作ったが、不具合などがあったため再度、製作することにしたという。中部整備局は、現場作業員の声を聞くための場として「旬な現場」で協力した。現場の意見を踏まえ大学と協力し、来年の夏服を製作する予定。

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