◇いつか唯一無二の存在に◇
環境・エネルギー分野で、新たなビジネスモデルを模索する「E&Sビジネス推進本部」に所属している。建物の規模や築年数などの情報を入力すると、同種の建物とのエネルギー消費量の比較や設備の更新時期が分かる簡易診断ツールの製作に携わるなど、同社が目指す「ライフサイクル(LC)トータルソリューションの実現」に欠かせない存在になりつつある。
入社12年目。さまざまな部署を渡り歩く中で、「提案営業の面白さ」に気付いたという。顧客のリアルな声を聞こうと、環境ソリューション分野で営業の最前線にいたころは積極的に客先に赴いていた。現在は、「一歩引いて、広い視野を持って建物のLCを考えることができている」と自己評価する。
課題は、「論理的に考え、人に伝える技術の向上」。顧客が求めているもの、伝えたいことは何なのか。難しいことでも、筋道を立てて話すことを心掛けている。環境・省エネの分野はトレンドが刻々と変化するため、「国の政策には常に注意を払っている」とも。
将来の目標は、「顧客にとって最適な提案を行うため、自身の経験値を上げる」こと。省エネニーズは顧客によって多様化しており、アプローチの仕方もさまざま。スキルアップには努力が必要だが、「自分がいないと仕事が回らないような存在になりたい」と目を輝かせる。
(ねもと・ゆか)
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