大規模更新工事が始まる羽田線東品川桟橋付近。 積極的な情報発信で工事への理解を深める |
老朽化が進む首都高速道路では、大規模更新工事が今後本格的に動きだす。先行する東品川桟橋・鮫洲埋め立て部(東京都品川区)が16年2月にも着工するのに続き、高速大師橋(東京都大田区~川崎市)、高速3号渋谷線池尻~三軒茶屋間(東京都世田谷区)の2件で更新事業の都市計画手続きと合わせ、早期着工に向けた準備を進めている。
首都高速会社は事業の円滑実施に向け、関係者の理解促進を図るためのPR活動を強化する。大規模更新事業の統一のキャッチコピー(メーンコピー)と対象事業ごとのサブコピーを作成。メーンコピーに基づいてウェブ上に大規模更新事業の専用ページも新規に開設する。
大規模更新事業で初弾工事となる東品川桟橋・鮫洲埋め立て部については、インフォメーションセンターを設置するほか、事業概要や整備効果、その他トピックスなどを紹介するパンフレット(日本語版、英語版)、地元向けの広報紙を作成・発行する。
都内の新設・改築事業では、2020年東京五輪の選手村、臨海部に点在する競技場と都心部をつなぐ高速晴海線(17年度完成予定)、7号小松川線と中央環状線を接続する小松川ジャンクション(JCT、19年度完成予定)の新設工事のほか、今後着工する3号渋谷線の渋谷入り口(下り)新設工事のPR活動にも一段と力を入れる。パンフレットや地元向け広報紙の発行、運用中のホームページのリニューアル、現場見学会の開催などを順次行う。
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