2015年10月29日木曜日

【本番さながら】東京メトロが異常時総合訓練、190人参加

訓練には「お客様モニター」も参加。避難誘導訓練に取り組んだ

 東京メトロは28日、異常時総合想定訓練を東京都北区の南北線王子車両基地構内で実施した。同社社員と「お客様モニター」、東京消防庁の関係者ら約190人が参加。地下倉庫で実際のトンネル内に近い状況下で、大地震発生後の初動対応などを確認した。今回は初めてレール交換訓練も行なった。

 訓練の冒頭、安全統括管理者の山村明義専務鉄道本部長が「近年、気象災害の甚大化が目立ってきた。お客さまの安全を守ることが大きな使命であり、訓練を通して頭で理解し、体で覚え込ませ、暗く、狭い中でも確実に行動できるようにしてもらいたい」と参加者らに呼び掛けた。

損傷レールの交換訓練は今回初めて行われた
訓練では、走行中の列車が地震で脱線したと想定。事故発生時の負傷者の応急救護、避難誘導時の関係部門の連携対応、復旧処置のための点検作業などを実施。お客様モニター約40人も加わり、より実践的な訓練で社員の異常時対応能力の向上を図った。

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