2015年10月30日金曜日

【行ってみたいな】鉄道建築協会賞、作品部門最優秀賞は「北陸新幹線富山駅」

最優秀賞に選ばれた北陸新幹線富山駅
 鹿島を代表とするJVが施工した「北陸新幹線富山駅」が、鉄道建築協会(藤井隆文会長)が主催する第60回鉄道建築協会賞の作品部門(国土交通省後援)で最優秀協会賞に選ばれた。「明るく開放的な外観や立山杉をモチーフとした上家柱は、地元要望の駅舎コンセプト『立山あおぎ 心ときめく 光の舞台』を表現している。内装は地元の八尾和紙を使った光壁など、伝統工芸・材料を生かしたぬくもりのあるものとなっている」などと審査委員から評価を集めた。

 鉄道建築協会賞は、鉄道建築のデザインと技術向上に貢献したと認められる建築作品と論文業績が対象。作品部門には今回、81件の応募があり、審査の結果、最優秀協会賞1件、停車場建築賞1件、入選7件、佳作8件、推薦6件となった。

 最優秀協会賞に輝いた北陸新幹線富山駅は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部が工事を発注。設計はジェイアール西日本コンサルタンツ、施工は鹿島・佐藤工業・大鉄工業・日本海建興JVが担当し、北陸新幹線長野駅~金沢駅間延伸で3月14日に開業した。

 北陸新幹線ではほかに、金沢駅(施工=清水建設・大鉄工業・表組JV)が入選、飯山駅(施工=鹿島・りんかい日産建設・北條組JV)と新高岡駅(施工=佐藤工業・竹中土木・砺波工業JV)が佳作にそれぞれ選ばれた。

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