2015年10月23日金曜日

【頑丈なのさ】竹中グループ3社が「土木の日」見学会


 竹中工務店、竹中土木、竹中道路の3社は22日、土木学会関東支部との共催で、土木の日(11月18日)にちなんだ竹中技術研究所(千葉県印西市)の見学会を開いた。地元の印西市立原山小学校の5年生38人が研究所を訪れ、緊急地震速報の可視化や、れんがアーチ橋の製作などを体験した。

 小学生を招いた見学会は今年で22回目。冒頭、東野雅彦技術研究所長が「ここでは橋や建物を造るためにいろいろな研究をしています。きょうはれんがで橋を造ったり、実験室を見学したりして楽しんで下さい」とあいさつし、土木の日の由来を説明した。

 緊急地震速報の可視化体験では、重りとばねを使った実験装置で地震発生時に最初に観測されるP波と、P波が継続する中で観測されるS波の揺れの違いを体験。緊急地震速報の仕組みも学んだ。

 れんがアーチ橋作りにも挑戦。型枠の上にれんがを等間隔で並べ、その間に砂を詰めて長さ1・3メートル、幅0・4メートルの橋を作った。児童たちは完成した橋の上を歩いて出来栄えを確かめた。

 このほか、無響室と残響室で音の反射の違いを体験。風洞実験室では風速10メートルの風を体感した。

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