桑折高架橋の完成イメージ |
相馬福島道路は、常磐自動車道と東北縦貫自動車道を結ぶ延長約45キロの無料自動車専用道路。東日本大震災の復興支援道路に位置付けられている。桑折高架橋は霊山~福島間に整備され、延長1218メートル、幅員12メートル。橋梁形式は3径間+5径間+4径間+3径間+4径間連続鋼箱桁橋。同高架橋の着工により、相馬福島道路の全区間で工事が発注されたことになる。
東向田地区下部工は東北新幹線、東北本線に近い東向田地区でP10~P12、P13の橋脚を施工する。場所打ち杭は径1500ミリ合計76本、工期は17年8月。着工にあたり、戸田建設の山田裕之執行役員土木工事統括部長は「安全第一で最良の品質を目指し、一丸となって工事を進めていく」と述べた。
界地区下部工は国道4号インターチェンジの一部となるA1、Aa1、Ad1橋台、P1、P2、Pa1橋脚を施工する。場所打ち杭は径1500ミリ合計105本。18年度中の完成を予定している。青木あすなろ建設の辻井靖常務執行役員東京土木本店長は「地域の皆さまの期待に応え、復興支援道路の位置付けにふさわしい工事を展開したい」と述べた。
川瀧局長は「桑折高架橋は東北自動車道と桑折町を結び、浜通りに至る復興支援道路を構成し、米沢から秋田に至る東北中央自動車道路の一部でもある。重要な路線と認識し全力で整備していく」と決意を表明した。高橋町長は「町は国道4号インターを21世紀の追分ととらえ、周辺の土地利用計画を見直すなど、道路ネットワークと連携した街づくりを進めている。いよいよ着工する高架橋の完成を心待ちしている」と期待を語った。
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