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東京都防災HPより |
東京都民でいながら、うかつにもほとんど知らなかった。関心がなかったと言うべきかもしれない。都が発行している防災ブック「
東京防災」のことである。熊本地震の後、その売れ行きが急伸。売り切れの書店から都に問い合わせが殺到したと通信社のニュースが先日伝えていた▼都内の各家庭には昨秋、無償で配布されたそうだ。記憶をたどって部屋をあちこち探したら、散らかった本や書類の下敷きになって小さな黄色い箱が見つかった▼開けてみると、文庫本を少し大きくしたような300ページ余の本が出てきた。災害への備えから、いざ災害が起きた時の行動までノウハウや情報が満載だ▼実用的な内容が好評で一般販売(140円)も開始。増刷20万部が売り切れ、電子書店でのダウンロード(無料)が4月中に約21万件というからすごい。手元に置けば確かに役に立ちそうだ▼箱の中には、避難場所などを記した自宅周辺の地図と、「世界一安全・安心な都市を実現していきましょう」と舛添要一知事が笑顔で呼び掛ける写真入りメッセージも。連日話題の舛添さんだが、これは舛添都政の大ヒットかも。
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