2016年5月10日火曜日

【回転窓】最前線に立つ人たちの姿

例年より長めの大型連休が明けた月曜日。学校や職場でスイッチの切り替えに苦労された方も多いのでは。一年のうちでも気候に恵まれる時期。行楽地は多くの人でにぎわった。楽しい思い出を作った人も多かろう▼地震に見舞われた熊本では、休校が続いていた公立小中学校62校で9日から授業が再開。高校などを含めすべての公立校で11日には休校が解消される見通しという。不便な生活を余儀なくされている避難者の方も多いが、子どもたちにとっては、友達と再会できるのは何にも増してうれしいはずだ▼公立学校は再開されても、被災地の復旧・復興はまだまだこれから。被害の全容把握や計画立案、予算確保、プロジェクト実施と課題は山積している。どうすれば最短距離を進めるのか。これまでの経験を生かして知恵を出し合い、助け合って前に進まなければならない▼地元の建設業界にとっても、被災地の一日も早い復旧・復興は悲願であろう。今後、熊本では数多くの技術者・技能者が最前線に立つ▼復旧・復興の過程を報じる中で、こうした人たちにスポットを当てるのも専門紙の役割だと思う。

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