2016年12月9日金曜日

【魅力あるスタジアム・アリーナづくり】経産省、計画策定事業の委託先選定

経済産業が企画提案を募っていた「魅力あるスタジアム・アリーナを核としたまちづくりに関する計画策定等事業」の委託先が決まった。

 アビームコンサルティング、新日本有限責任監査法人、デロイトトーマツコンサルティング、三菱総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの5社が、施設の利用者となるプロスポーツチームや地方自治体、計画実施体制参画者、会計士、金融機関などと協議会を設置し、計画案を検討する。

 計画には①モデル地域のビジョン②パース(俯瞰図、スタジアム・アリーナ、街並みを各数点)③地域戦略・ビジネスモデル④事業計画⑤整備手法⑥資金調達方法⑦経済効果-などを盛り込む。提出期限は17年3月31日。

 経産省はスポーツ庁と連携し「スポーツ未来開拓会議」を設け、スポーツ産業の拡大を目指した方策の検討・推進を図っている。これまで収益性が見逃されがちだったスポーツ施設を、にぎわい創出の核として活用するスタジアム・アリーナ改革を、重要施策の一つに位置付けている。

 同事業では、スタジアム・アリーナ改革の道標となるガイドラインに基づき、ターゲットを絞り込んだ形でビジョンや収支見通し、資金調達モデルを含んだ具体的なプランを策定する。

 選定された委託先のうち、デロイトトーマツコンサルティングは昨年から2年間の契約で、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治のトップパートナーに就いている。FC今治はHPに同事業に関するリリースを掲載。1万5000人規模の複合型スタートスタジアムを2023年までに整備するため、自治体や企業、教育機関、医療機関、金融機関などと協議会を設立し、計画実現に向けた議論に入るとしている。

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