◇安房拓心高校訪問、ものづくりの楽しさ伝える◇
国土交通省や建設業団体などでつくる建設産業戦略的広報推進協議会は、建設産業の魅力と入職につながる情報を発信する学校キャラバンを11月30日に千葉県南房総市の県立安房拓心高校で実施した。
土木工学系の2年生24人(うち女子2人)が参加。千葉県鉄筋業協同組合の協力を得て鉄筋組み立てを行い、「建設業で働きたい。達成感がある」などものづくりの楽しさを伝える場となった。
協議会の関係者らが学校に出向き、建設業の仕事や役割、就職などについて説明した後、鉄筋工事の仕事を体験。鉄筋の結束を練習して、3級鉄筋技能検定用課題の鉄筋組み立てに取り組んだ。生徒8人で1時間30分掛けて組み立て3級の課題を講師4人が10分弱で実演した。
キャラバン後のアンケートを見ると、約9割の生徒が建設業に良いイメージを持ち、「やりがいのある仕事」「チームワークができてとても良い」などの意見が出た。将来、建設業で働きたいかとの問いには、「働きたい」が46%、「まだ分からない」が54%となった。
このほか「掃除して、きれいにするまでが仕事と分かった」「キャラバンでの体験を進路に生かしたい」「やっぱりプロはすごい」などの意見・感想が寄せられた。
学校キャラバンは官民共同の取り組みとして14年度に始動。体験イベントなどを通じて生徒たちに建設業の社会的な役割やものづくりの素晴らしさを肌で感じてもらう。今回で通算12回目で、高校では9回目となる。
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