2016年12月28日水曜日

【24年国体のメーン会場に】彦根総合運動公園第1種陸上競技場、基本設計発注

滋賀県は27日、「(仮称)彦根総合運動公園第1種陸上競技場建築基本設計業務委託」の委託先を決める簡易公募型プロポーザルを公告した。公募説明書などは17年1月13日までホームページで配布、参加表明書は同日まで県民生活部スポーツ課主会場整備係へ持参または簡易書留で受け付ける。同31日には現地見学会と説明会を開催する。技術提案書の提出期限は2月24日で、審査結果の通知は3月中旬を予定している。

 事業は、24年に開催される国体・全国障害者スポーツ大会の主会場となる県立彦根総合運動場(彦根市松原町3028)に現在、第2種陸上競技場しかないことから、国体の施設基準を満たす第1種陸上競技場を備えた都市公園として再整備するのが目的。新築する陸上競技場については、陸上競技以外のさまざまな競技やイベントなどの実施を見据えた多目的競技場として整備することを計画している。

 業務内容は、第1種陸上競技場の新築・電気設備・機械設備・外構に係る基本設計と景観に関する環境調査各一式で、施設規模は想定延べ床面積が2万3000平方メートル程度、主構造がRC造(PC造を含む)またはSRC造、収容人数が1万5000人以上(メインスタンド固定席7000席程度)。予定工事費の上限は88億円に設定している。履行期限は17年12月26日、設計価格は5869万0440円(税込み)。

 選定に当たっては、▽滋賀らしい国体・全国障害者スポーツ大会の主会場となる競技場とする▽誰もが利用でき、利用したくなる▽周辺環境と調和し、歴史的・文化的景観に配慮した競技場となる▽ライフサイクルコスト・環境負荷の縮減を図る▽安全で安心な競技場となる-ための方策をテーマとする提案内容のほか、業務実施体制、予定技術者の経歴、業務実績、実施方針・実施フローなどを評価する。

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