1月に沖縄本島に雪、8月は三つの台風が北海道に上陸し岩手県にはUターンした台風が上陸、11月には東京都心で積雪。今年の気象は記録ずくめだった▼天気予報は観測データに基づく大気の予想やスーパーコンピューターを使ったシミュレーションなどで行われる。先へいくほど精度は落ちていくので、気象庁は週間予報を1週間にとどめている▼観測地点が限られ、地形の影響が複雑なこともあって週間予報はやはり難しいという。それでも、気象庁の予報検証によると、1ミリ以上の雨が降る・降らないの予報の採点結果は、14年の週間天気予報なら3日先が77点、7日先は84点に達したそうだ▼予報担当者にとっては不満かもしれないが、利用者には十分な精度といえるのでは。観測史上初も相次ぐ中、予報に悩む担当者に感謝しつつ、自然災害の被害を最小限にするためにも精度をさらに高めていただきたい▼さて週末はクリスマス。民間提供も含む予報では晴れる所が多いようだ。事故や災害が発生しない程度に雪がちらつくホワイトクリスマスとなるよう、予報のはずれを期待するのは気象予報士に申し訳ないか。
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