栃木県日光市で施工中の「川俣ダム周辺部補強工事」(発注=国土交通省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所、施工=佐田建設)に、日綜産業の法面機械構台システム足場が採用された。
総納入量は365トンと、同足場の1現場当たり納入量として最大になるという。ハンマー1本で組み立て・解体が可能な施工性の良さが、最大斜度85度の急斜面での難工事に役立っている。
竣工から50年が経過した川俣ダムのアンカー(高張力鋼棒)を更新するための工事で、14~16年度の3年間が試験施工期間。17年度以降の本工事に向け、実際に新しいアンカーを打ち込みながら施工手順の確認などを行っている。
足場は、左岸側の施工用と、右岸側のアンカー材組み立てヤード用として、3年間で計365トン納入された。作業場所は最も深い所でダム上部から100メートル近く下になるため、ケーブルクレーンを使って部材を最小限に分けて運んだ。
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