沖縄県沖縄市は13日、「(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備CM(コンストラクション・マネジメント)業務委託」の公募型プロポーザルを公示した。
同施設の整備には施工予定者が設計を支援するECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式を採用することにしており、同業務ではプロジェクトの進ちょく管理や施工予定者の選定などの発注者支援を行う。
17年1月6日まで企画提案書を受け付け同日に1次審査、同1月11日に2次審査を行い、同1月中旬に審査結果を通知し契約を結ぶ。
参加資格は1級建築士事務所。管理技術者は日本コンストラクション・マネジメント協会の認定コンストラクションマネジャー(CMr)と1級建築士の資格を有し、建築工事でCMrとして発注者の業務支援に携わった実績があること。主任担当者は1級建築士の資格を有し、CMrの資格またはCM業務に携わった実績があることなど。
業務のうちプロジェクトの進ちょく管理では設計業務、発注者・実施設計者・施工予定者で開催する会議、委員会など実施設計期間中のさまざまな業務やプロジェクト全体の進ちょくを管理する。
施工予定者の選定支援では選定に際しての評価基準の作成、技術的な評価、委員会の運営支援などを行い、技術アドバイザリー業務として発注者・実施設計者・施工予定者で開催する会議の資料などの確認や発注者が判断する際の技術的な補佐なども行う。
業務履行期限は17年10月31日。このうち17年1月中旬~2月下旬に施工予定者選定支援と委員会運営支援、同2月下旬~10月に技術アドバイザリー業務を行う。業務上限額は2184万8400円(税込み)。
多目的アリーナ施設はプロバスケットボールを中心としたスポーツ興行やコンサート、コンベンションなどを開催できる施設としてコザ運動公園内(山内1丁目ほか)の現在は屋外ステージがある敷地に計画している。
建物規模はRC一部S造5階建て延べ約2万6200平方メートル。移動式も含め最大で1万1000人規模の観客席を備えたメインアリーナ、サブアリーナ、トレーニングルームなどを設ける。関連工事も含めた総工費は約159億円(うち本体工事費約136億円)。実施設計者とECIの施工予定者は本年度末までに選定する。17年度後半の本体着工、20年度の供用を目指す。担当はプロジェクト推進室。
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