2016年12月22日木曜日

【掘削岩に記念メッセージ書いたよ】津軽石トンネル工事現場を地元中学生が見学

三陸沿岸道路(山田宮古道路)の一部として岩手県宮古市津軽石地区で建設が進む「(仮称)津軽石トンネル」の工事現場で16日、地元の津軽石中学校3年生を対象にした現場見学会が開かれ、施工を担当する奥村組がトンネル内を案内した。

 津軽石トンネル工事は東北地方整備局三陸国道事務所が発注し、昨年11月に着工した。

延長484メートル、幅員12メートルの本体のほか、のり面工事や七田川橋の橋台工2基などを施工する。トンネルは貫通しており、17年度中の全体完成を目指している。

見学会では奥村組の担当者が発破掘削の方法や内壁仕上げの作業手順、コンクリートの品質管理の重要性などを説明。生徒らはコンクリート品質試験も体験した。

 見学会の締めくくりには、トンネル掘削で掘り出された石にメッセージを書き込む「記念石」の作成が行われ、生徒らは思い思いの言葉を石に残した。記念石はトンネル工事が完了した後、現地に埋設される。

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