近畿地方整備局京都国道事務所と下京納税協会が、架設から58年を迎えた京都市の国道1号五条大橋で「橋洗い~クリーンアップ・シンデレラ大作戦~」を行った。約110人が参加し、橋の欄干や擬宝珠(ぎぼし)などを丁寧に磨き上げた。
京都市東山区と下京区を結び、鴨川に架かる五条大橋は1959年に竣工した。3径間連続鋼非合成鈑桁橋で、橋長67・2メートル、幅員35メートル。平安時代に牛若丸と弁慶が五条大橋で出会ったという伝説があり、橋の西側に牛若丸と弁慶のモニュメントが設置されている。
橋洗いは、下京納税協会が納税意識の向上や地域貢献活動の一環として、京都国道事務所と共同で実施しており、今年で3回目。気軽に女性も参加でき、親しんでもらおうと下京納税協会の発案で「クリーンアップ・シンデレラ大作戦」と名付けられた。
橋洗いには、門川大作京都市長、田中哲也京都国道事務所長、下京納税協会の浦尾たか子副会長(五条大橋をきれいにする会会長)らも参加し、ぞうきんやブラシなどを使って橋の汚れをきれいに落とした。当日は「五条大橋をきれいにする会」と京都国道事務所が締結した「ボランティア・サポート・プログラム」協定の「サインボード」の除幕も行われた。
門川市長は「外国人観光客からも、京都のまちの美しさや、清潔さを高く評価いただいている。今後も皆さんとともに、『世界一美しいまち・京都』に向けて全力を尽くしていきたい」としている。
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