2017年9月28日木曜日

【関西3空港を一体運営】神戸空港コンセッション、神戸市と関西APが契約締結

 オリックスと仏ヴァンシ・エアポート、関西エアポートが共同で設立した関西エアポート神戸と神戸市は26日、「神戸空港特定運営事業等公共施設等運営権実施契約」を締結した。

 市役所で開かれた会見には久元喜造神戸市長、小島一雄オリックス取締役兼代表執行役副社長グループCFOらが出席。関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港の一体運営により関西地域全体の経済発展に貢献していく考えを強調した。

 実施契約の事業期間は18年4月~60年3月末を予定(合意延長の場合は70年3月まで)。市が空港用地と施設の所有を継続し、関西エアポート神戸が航空管制業務を除く空港の運営・維持管理などの業務を行う。


、久元市長は「実質的な関西3空港の一体運営が実現し、神戸と関西経済の発展に貢献することができる。来年4月から豊富な空港運営経験をもつ関西エアポート神戸による空港の魅力向上や活性化、安全対策に大いに期待している」と話した。

関西エアポート神戸の山谷社長は「3空港が個別に発展するのではなく、関西地域の一つの空港システムとして一体で発展していくことが重要だ」と強調。その上で「安全安心な空港を運営していくためにスムーズな引き継ぎが必要となる。それぞれの空港に歴史や苦労があり、われわれが努力を受け継いで成長につなげていきたい」と述べた。

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