災害時の助け合いを目的に徳島県と岡山県、和歌山県の建設企業で構成する「なでしこBC連携」は8月30日、徳島市の徳島建設センターで道路啓開などの災害初動期を女性目線で考える会を開いた。
構成企業の女性社員のほか、四国地方整備局や徳島県、警察、自衛隊、中学校などの女性職員など約40人が参加し、真剣に訓練に取り組んだ。
この会は、大規模災害の初動期に防災関係機関や建設企業、教育機関などの女性がお互いの情報を共有することで、道路啓開を含めてどのようなことができるのかについて意見交換を行い、課題を抽出して考えることを目的に開かれた。
第一部では、四国整備局徳島河川国道事務所の江川昌克事業対策官が徳島県道路啓開計画の概要について、危機管理教育&演習センターの細坪信二氏が人命救助や道路啓開などの災害初動期についてそれぞれ説明。
第二部では図上訓練が行われ、参加者がグループに分かれて災害を想定し、シナリオに沿って何ができるのか、何が課題となるのかなどの意見を出し合った。
四国整備局道路管理課の村永和香さんは「民間企業の人と一緒に訓練ができるのは貴重な機会。地元の人は地域の情報に詳しく心強く感じた」、県西土木の亀井明日香さんは「事務職でもできることがあると分かったので、職場で話し合い、今後に生かしていきたい」とそれぞれ感想を語った。
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