2017年9月8日金曜日

【施工は大成建設JV】損保ジャパン日本興亜新美術館、民間都市再生事業計画に認定

 国土交通省は損害保険ジャパン日本興亜が東京・西新宿の本社ビル前に建設する「(仮称)損保ジャパン日本興亜新美術館」計画を民間都市再生事業計画に認定した。

 認定事業には国による金融支援や税制上の支援措置が講じられる。設計は大成建設、施工は大成建設・清水建設・鴻池組JVが担当する。

 5月に基礎工事に着手しており、今月20日の本体着工、19年9月下旬の完成を目指す。2020年東京五輪に向け、同年春に本格開業する。本社ビル42階にある東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館の機能を移す。

 建設地は新宿区西新宿1の26の1(敷地面積9299平方メートル)。新美術館はRC造地下1階地上6階塔屋1階建て延べ3956平方メートルの規模で、高さは40メートル。外観は東郷青児の作品が持つ独特な曲線美をモチーフとした垂直面と曲面を組み合わせたデザインを施す。

 同美術館が所蔵するゴッホ作の絵画「ひまわり」に出会えるアジア唯一の美術館となる「アートランドマーク」を整備することで、文化・芸術を発信。新宿駅からの人の流れを呼び込むとともに、西新宿に新たなにぎわいの場を創出する。併せて防災性能や歩行者ネットワークを強化し、西新宿のさらなる魅力向上と都市再生への貢献を図る。

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