2017年9月12日火曜日

【イメージ向上へ魅力発信】ハンズ(東京都渋谷区)、建築現場で働く人応援計画始動

建築資材の揚重や内装補修を手掛けるハンズ(東京都渋谷区、長島宏社長)は、建築現場で本気(ガチ)で頑張っている人を応援するプロジェクト「ガチイズム」を始動させた。初弾として、同社で働く揚重部門のベテランや若手の動画を公開。自社だけでなく、業界全体のアピールにつなげ、入職促進に役立てていく。

 建設業界では、東京五輪が開催される2020年に向け需要が増す中、高齢化や若年層の業界離れで人手不足が深刻化している。同社は、建設業で働く人の魅力を発信し、3K(きつい・汚い・危険)という固定されたイメージからの脱却を図るため、今回のプロジェクトをスタートさせた。

第1弾は、建築現場の揚重業にフォーカスした。現場で必要となるさまざまな内装資材・材料を指定の場所へ傷つけることなく正確に搬入する「荷揚げ」の仕事。動画では、同社で働く勤続1年目の若手から、13年、17年目の中堅・ベテランが、ただ物を運ぶだけにとどまらない仕事の醍醐味(だいごみ)をそれぞれの視点で熱く語っている。

 同社の揚重部門のスタッフには、「芸人になりたい」「ミュージシャンになりたい」など夢を追い掛ける傍ら、生活費を稼ぐために働いている人が多いという。

 動画の公開に合わせ、期間限定の集中採用「夢を語れば即採用」キャンペーンを実施する。期間は30日まで。スタッフはここ数年、200人前後で推移しており、今回のキャンペーンで前年同月の2~5割増の採用を目指す。
 詳しくは同社のホームページへ。

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