最優秀作に選ばれた「夢の架橋」のイメージ |
同キャンパスの脇を流れ、長年にわたり地元住民に親しまれてきた自然豊かな利根運河に架ける新しい橋(歩行者専用)のデザインを求めた。公開審査会では1次審査を通過した11点の提案者が自作の内容を発表。千葉県流山市の井崎義浩市長、鈴木和男土木部長、同大の藤嶋昭学長、岩岡竜夫理工学部建築学科主任教授、木村吉郎理工学部土木工学科主任教授、鈴木啓氏(構造家、ASA主宰)の6人が審査員を務めた。
最優秀賞に輝いた木村さんは、美しい運河の風景にできるだけ何もしない「架け方」をコンセプトに、「可能な限り薄い橋をすっと架ける」ことを提案。土手沿いの景観を守りながら、記念橋としての美しさを与えるため、あえて水の中に柱を落とすデザインとし、新しい回遊性も生み出すなどのアイデアを盛り込んだ。
最優秀案は、流山市の担当部局での基本計画案の一つとされ、将来事業化された際には提案者がデザイン監修者として意見を述べることができる。
同大理工学部建築学科の卒業生でもある木村さんは「こうしたチャンスをつくっていただいたこと、つかめたことに感謝しています。ぜひ実現してほしいと思います」と受賞の喜びを語った。
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