加藤建設(愛知県蟹江町、加藤徹社長)は、建設現場の環境改善を進めるため、女性社員で構成する「女子パトレンジャー」(女子パト隊)を編成し、活動を展開中だ。
女性の目線で建設現場の作業環境を改善してもらうのが目的。現場のトイレや休憩所の装飾をはじめ、自社が進める環境改善活動「エコミーティング」などにも参加し、建設現場の環境改善策やイメージアップ対策、環境対策などを提案し、実践している。
女子パト隊は昨年2月に設置。当初、自社の現場を訪ね、作業環境の評価などを行っていたが、誰もが働きやすい現場環境を具体的に提案し、それを現場の担当者と相談しながら実施するように活動を変更した。
例えばトイレの出入り口が外から見えないように目隠しパネルを設置したり、殺風景な現場事務所や休憩室に装飾した鍵掛けやハンガー掛けなどを設けたりしている。野外の休憩スペースも木調パネルで囲い、ベンチや椅子、さらには植物なども置き、作業員がくつろげる空間を創出している。
現在、本社の女性事務系職員5人で構成。東京支店にも同様な組織を今年に入り設けた。同社では女子パト隊の活動を本格化させるため、各担当者を漫画で描いたイメージポスターを作成した。
現場で働く人たちの声を聞きながら、多くの現場に女子パト隊を派遣し、現場の作業環境の改善に取り組む方針だ。
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