2017年9月25日月曜日

【凜】長谷工コーポレーション・足立佳葉さん

 ◇目標は1級建築士と現場所長◇

 父親の実家が姫路城(兵庫県姫路市)の近くにあり、よく遊びに行っていたことで、世界遺産などの古い建物に興味が湧いたという。大学はデザイン工学部建築学科に進学し、古い建物の調査などを行った。

 就職活動の時期に差し掛かった時、ゼネコンで施工管理に携わりたいと考えていた。「長谷工コーポレーションに女性の現場所長がいると聞き、入社を強く希望した」という。

 今年で入社3年目を迎える。これまで、東京都内のマンションの建設現場に配属され、コンクリートや内装の工程管理などに携わった。「竣工直前の内覧会に参加した時、自分が施工に携わったマンションを見てお客さまが喜んでくれた時に大きなやりがいを感じた」と笑顔で話す。

 現在は、横浜市金沢区で施工中の新築マンションの建設現場で、仮設と鉄筋、コンクリート型枠の管理などを任されている。仕事に打ち込む熱心さでは人に負けないつもりだが、「職人さんから専門的な質問をされた時に、自分の知識不足から即座に答えられず、もどかしさを感じることも少なくない」という。「今後は、現場での知識不足を少しでもカバーし、自信を付けたい」。

 「1級建築士の資格取得にも挑戦したい」と意気込みを語る。「将来は、現場の方から信頼される技術者に成長し、所長になる」のが目標だ。

 (建設部門第三施工統括部、あだち・かよ)

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