2016年10月3日月曜日

【凜】戸田建設建築設計統括部・酒井由香里さん

 ◇後輩のロールモデルになる◇

 入社5年目。もともとは現場志望で入社したが、設計部門に配属された。

 電気設備の設計を担当している今では、設計の仕事の面白さに魅了されている。仕事で達成感を得られるのは「自分で書いた提案書が施主に認められた時」。当面の目標は1級建築士の資格を取得することで、「誰にも負けない強みを持ちたい」と日々スキルアップに精を出す。

 入社前は「自分の性に合っている」という理由で現場を志望していた。設計に関しては「(ひたすら)図面を描いているイメージ」だったが、入社後の研修で「多くの人とコミュニケーションを取りながら、一から組み立てていくところに面白みを感じた」と徐々に引き込まれていった。

 入社4年目には、診療所の設備設計をメーンで担当。規模は小さいながらも、一人で責任を持って図面を描く必要があり、「最初は何も分からなかった」。弱気になることもあったが、上司のアドバイスを聞いたり、資料を見て勉強したりしながらやり遂げた。「印象に残る仕事だった」と振り返る。

 今年4月に結婚したが、「仕事を辞めるつもりはない」。他社との交流会で女性が活躍する事例をよく耳にしていることもあり、「私が後輩のためのロールモデルになれるよう、仕事と家庭を両立させていきたい」と思っている。

 (設備設計部第3設計室、さかい・ゆかり)

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